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書名:わらべうた・遊びの魅力
副題:
叢書名:
著者名:岩井正浩著
発行日:2008.5.30
ISBN:978-4-8042-0776-6 C3073 \2800E
判型:四六判
頁数:234頁
定価:本体2,800円+税

本書は、フィールドワークによって日本各地で蒐集したわらべうたを、「遊びのパフォーマンス」として捉えている。わらべうたを全方位的に解き明かし、遊び方を交え、語り、未来へ向かって想像力を育てる。理論と実践で教育現場で活用できる好著。

<主な内容目次>
はじめに
1 子どもの歌の世界
 T 子どもの歌の世界
 U 子どものわらべうたの世界
 V 子どもの歌の意味
 W なぜ、わらべうたなのか?
 X 童謡運動と子どもの歌
 Y 子ども集団とタテ関係
2 わらべうたの特徴
 T わらべうたとは(1)
 U わらべうたとは(2)
 V わらべうたの音楽的特徴
 W 日本語とわらべうた―数の数え方(1)―
 X 日本語とわらべうた―数の数え方(2)―
 Y 日本語とわらべうた―抑揚と一拍感―
 Z 手まりうた≪イギリス 日本≫の構成
 [ ≪いちりっとらい≫の謎
3 音楽教育とわらべうた
 T 学校唱歌と子どもたちの過去
 U 唱歌≪蝶々≫の誕生
 V ハンガリーの音楽教育とわらべうた
 W 南京市のわらべうた
4 絵かきうたの世界
 T 日本生まれの優れもの
 U 数字から出発
 V 漢字を作る。人の顔を描く
 W コックさんの諸相
 X 意外性の表現
 Y ブラウン管から生まれた二つの絵かきうた
 Z 既成曲の導入
5 現代っ子の主流―お手合わせうた、じゃんけんうた―
 T セッセッセー考
 U アルプス一万尺
 V 三、六拍子の世界と既成曲
 W 就学前に獲得する―じゃんけん付きジェスチャー―
 X 復活するか? 昔懐かしいお手合わせうた
 Y じゃんけん遊びの妙
 Z ≪沈没・軍艦・ハワイ≫―グーチョキパー遊び―
 [ 創造的なじゃんけん遊びうた
 \ グリコ・パイン・チョコ、足じゃんけん
6 天衣無縫な表現―となえうた―
 T 替えうた―学校唱歌―
 U 替えうた―童謡、テレビソングなど―
 V 替えうた―≪魔笛≫から≪たんたんたぬき≫
 W 天体・気象
 X 動植物
 Y 物売り・約束・悪口・しりとりうたなど
7 鬼ごっこの魅力
 T 鬼とは?
 U かくれんぼ
 V 鬼ごっこ―追っかけ鬼―
 W 鬼になりたい子どもたち―人当て鬼―
 X 関所鬼―日本とイギリス―
 Y 花いちもんめ―女の子の優位―
8 忘れられる遊び、蘇る遊び
 T 手まりうた―変遷をたどると―
 U 手まりうた―あんたがたどこさ―
 V おはじき・石蹴り・羽根突きうた
 W お手玉うた―テクニックを競う―
 X お手玉うた―座って遊ぶ≪おさらい≫―
 Y 現代に蘇るお手玉うた―機能回復と脳の活性化―
 Z 指遊びうたと罰ゲームうた(1)
 [ 指遊びうたと罰ゲームうた(2)・全身遊びうた
9 西洋のリズム感―なわ跳びうた―
 T ゴムなわ跳びうた―≪金鵄かがやく≫―
 U なわ跳びのベクトル
 V 郵便屋さん―しゃがまなくなった子どもたち―
 W ジェスチャー跳びと「おはいりなさい」
 X なわを跳ばないなわ遊び
10 伝播・伝承・創造の妙―現代の子どものわらべうた―
 T 壱岐の子どものわらべうた
 U 那覇市のわらべうた
 V 大阪市、東京都、埼玉県のわらべうた
 W わらべうたの変遷―二十一世紀の子どもたち―
おわりに
参考文献・視聴覚ソフト
掲載楽譜・写真