新刊案内
江戸前の石工 窪世祥
嘉津山清著 B5判 464頁 7,000円+税
今、甦る江戸の名工・字彫りの石匠「窪世祥」江戸後期から明治にかけて開花した石碑文化江戸後期日本一の石碑彫刻の名工が存在した。維新と共に忘れられた名工の足跡を筆者は全国をさがし求め、風雨にさらされ放置された石碑を丹念に洗い、汚れを落し拓本をとって集めた集大成。江戸後期の碩学・文人・墨客・慈善家等の多くの名をのこした名工の全容がここに明らかにされた。

沖縄の祭祀と信仰
平敷令治著 A5判 630頁 8,000円+税
五穀豊穣を祈り、降雨を願い、村の繁栄や子孫繁昌を祈念する人びとの信仰心、そこに営まれる敬虔な祭祀の諸相を綱引・年中祭祀・人生儀礼・外来宗教の受容など、あらゆる視角を駆使して見事に活写する。第30回柳田賞受賞。(初版1990年、第三刷)

著者の既刊


東アジアの比較民俗論考 ―龍宮・家族・村落をめぐって―
東アジアの比較民俗論考
Academic Series NEW ASIA 55
竹田旦著 四六判 340頁 4,000円+税
会津の古墳から発掘された「舟形木棺」を東アジアの「龍宮」論に発展させ、日韓琉家族慣行の異同を考究し、そして日本のムラ社会における「縦と横」を実地に調査する。

著者の既刊


増補四訂八丈島流人銘々伝
葛西重雄・吉田貫三著 A5判 500頁 4,000円+税
備前美作四十七万石の領主宇喜多秀家、不受不施僧、近藤富蔵、梅辻規清、丹宗庄右衛門など、慶長十一年から明治の初めまで一千九百名の内、在島年数、宗派、庶民など身分職業を問わず網羅し、苦悩の生活を送る一方で、島に多彩な文化をもたらした記録でもある。(増補四訂第二刷)

沖縄側から見た奄美の文化変容
南島文化叢書 26
津波高志著 四六判 284頁 3,500円+税
薩摩直接支配以降の奄美における文化変化は、薩摩・鹿児島の文化との長期的な直接接触によって元々の文化に変化が起きた典型的な文化変容として把握されねばならない。その現場に沖縄側からの見方で迫り、そこで見えてくるものを琉球弧全体の文化の研究に位置づけることが本書の目的である。

著者の既刊


近世琉球国の構造
梅木哲人著 A5判 552頁 9,000円+税
本州を中心にした地域で沖縄琉球を異域・異国あるいは附庸と思っていた間に、南島では独自の時間が経過し、国家形成が行われ、その後活発な対外活動を行うようになり、国家の繁栄を築きあげてきていた。しかし東アジア世界の変動の一角で二つの歴史が交わったことで、沖縄琉球は新しい時代に入った。近世沖縄琉球の時代である。第10回徳川賞受賞。

堂射 -武道における歴史と思想-
堂射
入江康平著 A5判 782頁 18,000円+税
江戸時代に弓術競技のビッグイベントとして人気を博した京都や江戸の三十三間堂における堂射(通し矢)の全貌を、古文献を豊富に駆使して浮き彫りにする。堂射の実像を近代スポーツが内包する光と影の部分と比較検討することにより、武道文化としての意義を明らかにしている。巻末の京都・江戸三十三間堂における演武者全員の矢数記録は圧巻。

その他の武道関係書籍


先史時代の沖縄
南島文化叢書 25
安里嗣淳著 四六判 372頁 3,500円+税
沖縄先史人の渡来と拡散、交通、サンゴ礁文化を育んだムラの暮らしと交易、公式交渉以前の中国文化との関わり、南琉球と東南アジアの貝斧文化、沖縄旧石器文化の存否問題の展望と与那国海底「遺跡」説の矛盾を考古学研究の成果を用いて論証し、その非科学性を明らかにする。

宮古島の信仰と祭祀
岡本恵昭著 A5判 492頁・口絵4頁 8,000円+税
宮古島は祈りの島である。そして、謎の多い島でもある。琉球列島の中で、古神道の姿を今もなお色濃く残しているこの島で、著者は古くから民間信仰の研究に取り組んできた。自分の生まれた島の自分たちの信仰行事を詳細にまとめたのが本書である。とくに神になるツカサという女性が、村々の神事にどうかかわったか。世界観と他界観、シャーマンの世界など、興味のある問題が展開する。

再刊現行著作権法の立法理由と解釈
小林尋次著 A5判 270頁 4,000円+税
本書は昭和33年に刊行されたものの再刊である。著者は多年にわたり著作権行政に携わり、その立法と解釈についての根本理念を叙述する。再刊にあたり、その意義と解題、索引と旧著作権法を付した。

クマ祭り -文化観をめぐる社会情報学-
クマ祭り
Academic Series NEW ASIA 54
池田貴夫著 四六判 372頁 4,000円+税
アイヌがこの地域の民族理解に大きく影響を及ぼしてきたクマ祭り。この北の儀礼はこれまでどう題材化されてきたか。民族文化のより豊かな理解につながる情報や表現という概念に踏み込んでフィールドワークを重ね、クマ祭りとは何かという基本問題を追究。

タイを揺るがした護符信仰 -その流行と背景-
タイを揺るがした護符信仰
プリーチャー・ヌンスック著・加納寛訳
四六判 208頁 3,000円+税
近年、タイの護符に新しい波が押し寄せた。本書は、タイで大流行したチャトゥカームラーマテープの護符信仰の起源と展開を、著者の専門である考古学的知見と、得意とする美術史学的、民俗学的アプローチによって、理解するための好適な道標となっている。

わらべうた・遊びの魅力
岩井正浩著 四六判 234頁 2,800円
本書は、フィールドワークによって日本各地で蒐集したわらべうたを、「遊びのパフォーマンス」として捉えている。わらべうたを全方位的に解き明かし、遊び方を交え、語り、未来へ向かって想像力を育てる。理論と実践で教育現場で活用できる好著。

著者の既刊


その他の音楽関係書籍


古都開城と高麗文化
Academic Series NEW ASIA 53
斎藤忠著 四六判 368頁・原色図版8頁 3,500円
朝鮮半島を6次にわたり訪問。ことに開城やその周辺の王陵・寺院・寺院跡・窯跡等を調査。高麗寺院二十寺とその諸相、高麗大蔵経、高麗青磁、これらを基盤として発達した高麗文化を紹介。著者まさしく百歳、感慨無量の著作。

求法僧の仏跡の研究 -白寿記念出版-
求法僧の仏跡の研究
-中国・インド・アフガニスタン等を訪れて-
斎藤忠著 B5判 516頁 25,000円+税
白寿の高齢を迎えた著者が、学問的な情熱の消え去ることなく数次にわたる現地調査を行い、著者自身の撮影による多くの写真資料を駆使して、苦渋の旅をした求法の僧の仏跡をたどる。

著者の既刊


日中戦争とノモンハン事件 -太平洋戦争への道-
日中戦争とノモンハン事件
Academic Series NEW ASIA 52
水嶋都香著 四六判 342頁 2,800円
なぜ日本が日中戦争を中国全土に拡大して終わりの見えない泥沼にはまり、ついには太平洋戦争への道に進んで敗戦に追い込まれてしまったのか。ノモンハン事件の教訓から昭和陸軍の諸問題を浮き彫りにする。また、昨今話題の憲法改正を視野に入れた教育・国防問題を、戦後との比較を通して議論することの意義を説く。

日韓における堅果食文化
Academic Series NEW ASIA 51
和田稜三著 四六判 368頁 3,500円+税
ドングリ類、クリ、カヤ、クルミ、ナツメ、マツ、アーモンド、ハシバミ、ピスタチオなどは野生種または栽培種の堅果類としてよく知られる。堅果類の食の研究は、民俗学、文化地理学、文化人類学、考古学、家政学の研究領域にまたがっている。著者は日韓の広範な地域から、堅果食文化、伝統的な食習俗文化について調査、研究を行った。

植民地の朝鮮と台湾 -歴史・文化人類学的研究-
植民地の朝鮮と台湾
Academic Series NEW ASIA 50
崔吉城・原田環共編 四六判 396頁 3,800円+税
植民統治期から戦後にかけての朝鮮と台湾において、漁業活動、言語、国語教育、植民地支配にみる文化の変容、神道・キリスト教・仏教などの布教活動、ドキュメンタリー等の分野で十二名の学究者がその史実の実態に迫る論考。

著者の既刊


韓国神話集成
金厚蓮・田畑博子編著 A5判 472頁 8,000円+税
本書に収められた神話は、韓国に広く伝承されてきた者の中から代表的な話を選んだものである。巫俗神話・文献神話・神話的民譚を集録し、多くの文献史料を駆使して、補注・解説を付した。韓国神話大系の理解及び日韓の比較研究に欠かせない画期的な書。

明治前日本天文暦学・測量の書目辞典
中村士・伊藤節子編著 A5判 380頁 6,500円+税
明治二年以前の日本天文暦学及び測量に関する文献史料の総合目録。約6,200タイトルを収容。天文、暦法、測量については現存する史料の大部分を網羅。天文暦学、測量に関係の深い和算、航海、理学、地学等の史料も、主に科学史、洋学史の観点から興味深いものを掲載。

その他の天文暦学関係書籍


奄美与路島の「住まい」と「空間
南島文化叢書 24
石原清光著 四六判 306頁 3,000円+税
奄美諸島与路島の家屋、村落空間に関する民俗知識の集大成。与路島の人々が語り継ぎ築いてきたシマを読み解くことは、琉球諸島の根源的な知識、思想を理解する手がかりとなる。そして、何よりも「住まう」こととは何かという見失われつつある意味を現代人に示してくれる。長年著者が育んできた現地調査と文献資料を駆使した労作。

南島口承文芸研究叙説
田畑千秋著 A5判 392頁 7,000円+税
奄美諸島を中心として、口承説話、歌、諺、沖縄の豚妖怪、中国少数民族の豚説話、奄美の豊穣予祝と八月踊りの儀礼的側面をもあきらかにする。著者40年の研究成果。

著者の既刊


宮良當壯全集 6 日本方言彙編(6)索引(K〜Z)
宮良當壯全集6
宮良當壯著 A5判 745頁 22,000円+税
第21回配本(全22巻23冊)。『日本方言彙編』全6巻最終巻。方言索引のK〜Zを収録。(編集担当:加治工真市)

朝鮮通信使と文化伝播 -唐子踊り・唐人踊りと祭礼行列を中心に-
朝鮮通信使と文化伝播
Academic Series NEW ASIA 44
任東權著・竹田旦訳 四六判 272頁 3,500円+税
江戸時代に12回も来朝した朝鮮通信使は、文化ショックを日本にもたらした。唐子踊りや祭礼行列に注目し、文化伝播の態様を考察し、ルーツを韓国に探る。

著者の既刊


新嘗の研究5
にひなめ研究会編 A5判 244頁 4,000円+税
<主な内容目次> 序―「にひなめ研究会」をかえりみて(三笠宮崇仁殿下)/DNA考古学とイネ(佐藤洋一郎)/稲作農耕東伝経路の研究(毛昭晰著・伊藤清司訳)/ハニ族の新嘗儀礼における女性の役割(欠端實)/稲作民の文化―北部タイの村での見聞から(杉山晃一)/伊勢神宮の稲作儀礼―稲作儀礼の基本構造を求めて(小島瓔禮)/伊勢神宮の神田三儀(中西正幸)/伏見稲荷と熊野修験―稲荷奉幣と稲荷契約を中心に(宮家準)/種籾を撒くと暗闇が明るくなる伝承(村崎真智子)/米の島考(四)・(五)(柳田國男著・解題鎌田久子)

シリーズ既刊


魏志倭人伝の考古学九州篇
Academic Series NEW ASIA 43
岡崎敬著・春成秀爾編 四六判 394頁 4,000円+税
調査・発掘に基づく研究を信条とする著者による唐津の諸遺跡、漢委奴国王印、立岩遺跡の調査報告など末盧国、伊都国、奴国、不弥国?の遺跡・遺物に関する基礎的考察を集成した、魏志倭人伝研究の基本図書。

著者の既刊


南島民間神話の研究
山下欣一著 A5判 556頁 9,000円+税
わが国南島には、民間説話が豊富に伝承されている。そして、これらの説話群で異彩を放つのが生き生きと話されている神話である。これらの神話群を「民間神話」として把握し、その実像に迫ろうとした。

著者の既刊

<新着情報>

東京都公安委員会許可
第305478601093号